ウクレレとは

どんな楽器?
ウクレレ

音が鳴る仕組みはアコースティックギターと同じです。

空洞のあるボディにフレットのあるネックがついており、弦を右手で弾いて音を鳴らします。

左手でフレットに弦を押し付けて音程を変えていきます。

アコースティックギターに比べると、サイズは小さいです。

ボディが大きい方が迫力があって豊かな音がするのですが、ウクレレの魅力は小さなボディでしょう。

あえて小さなボディにすることで、コロコロとした独特の音が鳴ります。

弦は4本で、特徴的なのはチューニングです。

ギターもベースも一番上の弦が一番低く、下に行くに連れて音が高くなっていきますが、ウクレレは違います。


ウクレレは【4弦…G、3弦…C、2弦…E、1弦…A】にチューニングします。

音が低い方から並べると、【3、2、4、1弦】という順番になります。

4弦を低くするチューニング法もあるのですが、基本はこちらです。

この順番が、ストロークしたときのウクレレっぽさにつながります。


アコギやエレキギター、ベースはスチール弦ですが、ウクレレはガット弦(ナイロン弦)です

奏法

基本はストロークです。

アコギと同じように左手で1〜4本の弦を押さえ、形を作ります。

右手は指やピックでストロークして音を鳴らします。

弦が4本なので複雑な和音は演奏できませんが、押さえるのが簡単です。

ギターに比べてセーハは少ないですし、フレット同士の距離が近いので指が届きやすいです。

弦もナイロンで柔らかく、テンションも低いので押さえやすいです。

ギターも手軽な楽器ですが、ウクレレは、さらに手軽で始めやすい楽器だと思います!

コードの押さえ方

C(メジャー)は1弦の3フレットだけです。

ギターの場合は指を3本使いますが、ウクレレでは1本だけです。

何指でもいいのですが、薬指が基本になるでしょう。

Amは4弦の2フレットだけです。

こちらも簡単ですね。

ギターでは難しいバレーコードのF(メジャー)は、ウクレレでは簡単です。

2弦1フレットと4弦2フレットだけです。

G(メジャー)はギターのD(メジャー)と同じような形です。

長くなるので割愛しますが、Gm、G7、Gmaj7 は、ギターのDm、D7、Dmaj7と同じように変化していきます。

ウクレレでは逆に難しくなるコードもいくつかあります。

Emはギターでは一番簡単ともいえるコードですが、ウクレレではこのような形になります。

Em7は簡単なので、それに変更したりするといいでしょう。