ステップアップ チャレンジ

現在はドラムコースのみ

規定のテクニックを習得すると Step1、Step2、Step3 … とステップアップし、バッジを獲得できます。

Step1 から Step9 は缶バッジ、Plus1 以上は高級感のあるピンバッジです。

様々な曲を演奏できるように、たくさんのテクニックを習得してください。


テクニックの方向性は、ステップごとに9項目あります。

Step1〜Step3 は3項目、Step4 以上は5項目を習得するとステップアップできます。



チャレンジに100%注力してもいいですし、やりたい曲やメンバーズセッションの曲とチャレンジを並行してもいいです。

「やりたい曲が見つからない」「どんな曲をやったらいいか悩む」「上達しているか不安」という方は、ぜひ参加してください。

進め方は個別に相談していきます。


音楽にはいろんな方向性がありますので、このチャレンジで演奏の優劣が決まるわけではありません。

わかりやすい目安を作ったと思ってください。

Step1の内容

Step1 は非常に簡単です。

小学校低学年でも、2、3週間で習得できるでしょう。

器用な人なら、すぐに習得できるぐらいですね。

以下の4つのうち、3つを習得すれば Step1 獲得です!


基本8ビート①

メトロノームに合わせる必要はありません。

1〜3 それぞれ BPM80 ぐらいで、安定して2周叩けたら合格です。


1拍のフィルイン

テンポの指定はありません。

フィルインと次の8ビートが2回連続で叩けたら合格です。


チェンジアップ1

4分と8分の切り替えと、4分での両手と片手の切り替えです。

メトロノームに合わせ、BPM80 のそれぞれ2周で合格です。


シングルストローク テンポ60

譜面はありません。

シングルストロークのスピードは16分音符を叩くスピードを上げる練習です。

BPM60 に合わせて16分を連続で安定して叩ければ合格です。

Step2の内容

以下の4つのうち、3つを習得すれば Step2 獲得です!


基本8ビート②

基本8ビート①よりキックの位置が増え、少し複雑なパターンになっています。

メトロノームに合わせる必要はありません。

それぞれ BPM80 以上で2周できたら合格です。


2拍のフィルイン

一般的な2拍のフィルインですね。

1拍のフィルインはフィルインの小節ともう1小節でしたが、2拍のフィルインは4小節なので、8ビートとの組み合わせが必要になります。

それぞれ2回連続で成功できれば合格です。


チェンジアップ②

1番は8分と4分の切り替えですが、4分は片手なので1行目は右手、2行目は左手のスピードが変わらないことが肝です。

2番は8分でのオルタネイトとワンハンドの切り替えです。

チェンジアップ①は4分で同じ譜面が出てきましたが、そのスピードアップバージョンです。

3番は8分と16分の切り替え、4番は4分、8分、16分のそれぞれ切り替えです。

それぞれ BPM80 のメトロノームに合わせて2周できれば合格です。

8ビートやフィルインとは違い、しっかりメトロノームに合わせましょう。


シングルストローク テンポ70

譜面はありません。

BPM70 に合わせて16分を連続で安定して叩ければ合格です。

Step3の内容

Step1、2 は初心者でも簡単ですが、Step3 からは、しっかり練習しないと習得は難しくなってきます。

以下の4つのうち、3つを習得すれば Step3 獲得です!


シェイクビート

ハイハットの間にスネアが入ってくるタイプのビートですね。

Practice1〜3 は練習です。

シェイクビート初挑戦の方は、Practice から始めてください。

Test1〜3 をそれぞれ BPM90 ぐらいで2周できれば合格です。

Plus1、2 はシェイクビートですが、少し難しいパターンになっています。

ステップ3には難しいのですが、シェイクビートなので、この楽譜に入れました。

余裕がある人は、ぜひやってみてください!

シェイクビートができるとノリが良くなったり、疾走感が出たりするので、ぜひ身につけたいビートですね。


4拍のフィルイン

2拍のフィルインまでは、1、2年の経験があれば初見でできるレベルですが、4拍になると多少の練習は必要でしょう。

フィルインの中にクラッシュシンバルが入り、付点8分音符も出てくるので、リズムが難しくなります。

1〜4をそれぞれ2回連続で成功できれば合格です。


チェンジアップ③

8分と3連符の切り替わり、3連符と16分の切り替わりが難しいです。

特に16分から3連符に下ってくるところが最難関でしょう。

Step3 からは、フィンガーコントロールの練習が入ってきます。

人差し指と親指で支点を作って、指でスティックをコントロールします。

リバウンドだけでアップストロークすることで、振り下ろす動きだけで連打ができる奏法(グラッドストーン奏法)の導入部分です。

人差し指でコントロールしながらポンポンと安定して連打できれば合格です。


シングルストローク テンポ85

譜面はありません。

BPM85 は比較的ゆっくりな部類に入るので、1、2拍ならドラム未経験の人でもできますが、安定してたくさん叩く必要があります。

Step4の内容

Step3 までは3項目の習得でステップアップでしたが、Step4 以降は5項目に増えます。

1年以上ドラムをやっている方でも、Step4 以降はちょっと練習が必要ですね。

シャッフルビート

シェイクビートの16シャッフルと8シャッフルの両方が入っています。

シャッフルの有無を明確に切り替えて演奏できるようになれるといいですね。

指定より速いテンポでできれば十分です。

(Plus1 から Plus3 の8シャッフルの発展形は、頻繁に見るビートではないので Plus に分類しています)


4ビート基礎

ハイハットが4分音符になるタイプのビートです。

テンポは BPM150 以上ですが、4分音符なので速くありません。

シャッフルビートより簡単です。


16シャッフルのフィルイン

3連符や6連符も出てくるので、難易度が一気に上がります。

Plus2 は裏打ち中心のリズムなので、かなり難しいです。


チェンジアップ

6連符までの本格的なチェンジアップ練習です。

今までは BPM80 でしたが、音符が細かくなってきたので BPM60 に変わります。


ハイハットオープン

今までは両手と右足だけでしたが、いよいよ左足の登場です。

8ビートの中でハイハットオープンを叩いていきます。

Test1〜Test5 は、一般的なロックやポップスでよく目にするパターンです。

キックとの関係性が違うのがポイントです。

Test1 はキックの直後にオープン、Test2 はキックの直前にオープン、Test3 はキックと同時にオープンという感じですね。

Plus1 以降は、さらに基礎練習的に取り組めると良い内容になっています。

楽譜通りに演奏するのはもちろん、1小節ずつ繰り返し練習するのも良さそうです。


4つのストローク

ダウン、アップ、タップ、フル、4つのストロークでアクセントを表現する方法です。

Step4 では実用的なフレーズの練習というより、4つのストロークの概念を知ってもらうことが目的です。

それほど難しくありませんので、それぞれ4つのストロークを意識しながら叩けたら合格です。


フィンガーコントロール

基本的に Step3 と同じです。

人差し指でやっていたことを中指、薬指でできれば合格です。


シングルストローク テンポ100

チェンジアップで出てきた BPM60 の6連符より BPM100 の16分音符の方が少し速いので頑張ってください。


フラム①

ルーディメンツは、1つの打面でできる基礎練習パターンの集合のようなものです。

多くの種類があり、ルーディメンツだけで9項目が作れるほどです。

第1弾はフラムです。

両手で叩いて装飾音符を表現する奏法です。


ただ両手で叩くだけでなく、少しタイミングをずらすのが正しいフラムです。

左手で装飾音、右手でメインの音を叩くなら、左手は打面から5センチぐらいの高さ、右手は普通に叩く高さから同時に振り下ろします。

高さが違うので、打面に当たるタイミングに差が出るわけです。

4つのストロークと同じで、特定のフレーズを叩く練習というより、フラムの仕組みと叩き方を知ってもらうのが目的なので、それほど難しい譜面ではありません。

Step5の内容

レッスン頻度によりますが、ドラム歴1年以上なら Step4 まではスムーズに進みやすいですが、Step5 以降はしっかり練習しないと難しくなります。


8ビート

裏打ちの8ビートです。

8ビートは右手を8分で叩き続けすが、裏拍だけ叩くビートで、人によっては Step4 より簡単に感じるかもしれません。

スピード感のある曲で、よく使われるビートです。

右手の手数は少ないので、BPM120 以上で叩けるといいでしょう。

3番ではハイハットオープンも出てきます。


その他ビート

16ビート基礎①です。

シンプルな16ビートで、右足が4分音符のビートなので簡単です。

Step4 まで獲得している人は、16ビートが初めてでもすぐに習得できるでしょう。


8シャッフルのフィルイン

8シャッフルのフィルインは、3連符との組み合わせが多いです。

Test1、4 はオルタネイトで叩いていると、クラッシュシンバルの直前を右手で叩いてしまうので手順に注意しましょう。

その他のフィルインでも手順をしっかり考える必要がありそうですね。

Plus1、2 では16分音符が出てきます。

Plus2 の6連符は速くてもリズムは簡単です。


Plus1 を6連符で書き直すと、このような譜面になります。

跳ねた後ろの音が2連打になります。


リズムトレーニング

チェンジアップとは違う練習が出てきました。

8分と4分の組み合わせによるリズム練習です。

Practice2~5 のリズムを、それぞれ2拍で区切ったパターンの組み合わせ練習になります。






8分なので簡単に見えますが、Test2、3 はそこそこ難しいです。

上記の4つのリズムをしっかり意識しながら、メトロノームに合わせて練習しましょう。

Test1~3 を BPM120 に合わせて2周演奏できれば合格です。

8分のパターンなので、テンポは速めに設定しています。


クローズドリムショット

ドラムヘッドにグリップエンドを付け、ショルダー部分でリムを叩く奏法です。

カッカッという乾いた音が特徴です。

普通にヘッドを叩くより音量が下がるので、曲の盛り下がりで使うことが多いです。


8ビートで叩き、シェイクビートでもコントロールできるようになればいいでしょう。

Test3、4 は、普通にヘッドを叩く奏法との切り替えが必要になります。


アクセント練習

片手での練習です。

Step4 の4つのストロークを意識しながら叩くことがポイントです。

アクセントの無い音は打面とチップの距離をできるだけ近くしましょう。


片手の練習ですが、2,4あたりは難しいと思います。

右手、左手両方で安定して叩けるように頑張りましょう。

この練習も BPM100 のメトロノームに合わせて叩きます。